革命的悪文日記

ネコに飼われている学生が悪文で色々書いています

新年度

新年度です。
学生最後の1年(だといいなぁ)になります。

就活早く終わらせて余った時間で色々したいです。
  • 積み本の消化
  • 資本論読破
  • 積みプラの消化
  • バイトと貯金
  • 海外の空気を吸って世界の広さを実感する
  • パスポート取る
  • 原付がほしい
  • 温泉に行きたい
  • PCのスペックアップ(CORE i3だとGoogleロームでも処理落ちする……)
などなど色々やりたいことがあります。

忘れないようにここに書き込んでおきます。







ダーリンインザフランキス

少し遅れてダーリンインザフランキスの11話まで観ました。
この手のディストピア系アニメは久々に観た気がします。

kv04

TRIGGERとA-1 picturesの共同制作のオリジナルものなので期待大(というかすでに期待以上?)って感じです。


考察……とまでは言えませんが、つらつらと書いていきたいと思います。

ストーリー
──新たなエネルギー「マグマ燃料」を手に入れ、移動要塞都市に移り住むようになった人類は正体不明の敵「叫竜」に対抗するために男女二人乗りロボット兵器「フランキス」を開発する。そのパイロット「パラサイト」としてだけ育成されたコドモたちの物語


冒頭のモノローグや移動要塞都市の中での出来事から、両性具有(雌雄同体)が完全な存在とされているようですが、セクハラやパートナー(結婚相手に近い)といった慣習や要塞都市以外の街や生活跡(本とかポスターの紙媒体が残っているのは描写されている)は完全には消え去っておらず、めちゃくちゃ気が遠くなるほど未来というわけでもなさそうです。

両性具有(雌雄同体)が完全視されている(錬金術の世界かよ)ためなのか、コドモ(なぜかカタカナ表記。動物の名称のように区分するためか?)たちは思春期でありながら性的知識や男女の交わりなどという文化を理解しておらず、コドモからオトナへの成長というのも夢であるかのように描かれていることから、現代でいう文学や保健体育などの文化・教育は存在しないんでしょうね。ゼロツー(ポスター中央上部の赤い角付き)という一石によってそれぞれが他者に対して特別な感情を抱くようになったのですけれど、感情表現が幼かったり、家族的感情と恋愛感情を混同していたり、語彙がない(そもそも第13プランテーションでは該当する言葉自体が存在しない)ために表現しきれなかったりで観ているこちらとしてはもどかしさがありますけどいいですよね~同質の者同士が集まって特に波風の少なかった環境に異分子が紛れ込んで自らに疑問を持ったりする「この子を救いたい」系のロボットアニメによくみられる描写~

追記(2018/03/29)
両翼の翼≒他者の存在(自己とは別の存在があること)によって自らが証明される、男がいるから女がいる。また逆も然り。みたいな感じなのかな。


制服の赤い部分は染色体をモチーフにしていますね。
XY染色体⇒オス、XX染色体⇒メス
トリミング済み
染色体となるとロゴのXXも何かあるのかなぁとか考えちゃいます。
あとは赤と青から動脈静脈、人間の血液の赤と叫竜の血液の青とか。
rogo

追記(2018/03/29)
染色体XX→メス
青と赤→叫竜と人間
XX=ゼロツー


ピスティル(ここではめしべではなく、フランキスパイロットの女性の呼称)の戦闘服は白無垢がモチーフですかね。

ピスティルとステイメン(男性パイロットの呼称。英語でおしべ)からも分かるように用語が花と鳥関係する名前からよく取られています。
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ストレリチア極楽鳥花

c_delphinium
デルフィニウム大飛燕草

c_argentea
↑アルジェンティア(鶏頭

c_genista
↑ジェニスタ(金雀枝

c_chlorophytum
↑クロロフィッツ(折鶴蘭

それぞれ花(英名や学術名)と鳥(和名)に関わる名称がつけられています。
ゼロツーがはちみつばかりを食べていたのもおしべ・めしべの受粉に対して、ゼロツーというどこからかやってきた鳥が花の蜜(≒黄血球?)を吸い取るとかの暗示なんですかね。ゼロツーのパートナーになったステイメンが「吸い取られる」とか表現していたのも花が関係している?



stand_pc

人類統治機関APEの人たちや要塞都市の住民はすべて仮面を着用しているのですが、APEではサル(APEだし…)をモチーフにしていて、住民の仮面に色や表情がないのは、それぞれが他者の存在を必要としない完全な存在(生物的なものかはわからないが)になって表情やそのほかのコミュニケーションを必要としなくなったということからですかね。



とまぁ色々と考えられますが、このへんの伏線がすべて回収されたわけではないので2クール目で色々明らかになってほしいところです。


いやぁ~思想的な背景まで描かれているSFはいいですね。

規律とは何のために作られたのか

今日は少し短めに。

少し前にカードをタッチすると犬が鳴くバイト先にエリアマネージャー(そこそこ偉い人)からエリア全店舗にお達しが届きました。


『全店舗マニュアルの徹底を。ローカルルールは認めません』


────なんというかすごくバカらしい。

ローカルルールはそこの地域(「地域のために」というのが企業理念に含まれている)に合ったやり方とか、苦情に合わせたやり方だったりするのにも関わらず、上の意向でそれを撤廃させるのは、客のためにもならないだろうし、クレーム対応するこっちの身にもなってほしい。

人間が規律を作ったはずなのに、規律に人間が作られている感じがします。

就活ナビサイト

就活に対する怒りでソウルを火の海にできそうなごりゃーときんです。


〇クナビ、〇イナビ、〇ャリタス(以下続く)ナビ系のサービスって日本の新卒一斉採用に合わせたボロイ商売だと思います。


新卒学生は内定のために企業情報を求める
企業は新卒学生・採用一括管理できる窓口を求める
ナビ系は企業から掲載料をもらって企業情報をサイトに貼って学生を仕入れる
ナビ系は学生に「みんなエントリーはいっぱいしている」などと煽る
エントリー数のみ多くなった企業は学生をふるいにかけるシステムを求める
ナビ系は企業に採用マイページ、テスト問題等を売りつけ、学生にはテスト対策問題集を出す
新卒採用に加え、転職などにも対応



ガンダムシリーズアナハイム・エレクトロニクス社のような武器商人っぷりですよ。
ニーズに合わせた商売ですからまぁしょうがないっちゃしょうがないんですけど、なんだかなぁって感じです。




ゲバラTシャツ

資本家の犬となるため、日夜説明会に参加しては履歴書を書く日々を送っています。

そんなこんなで今日は説明会後に大学の後輩に会う機会がありました。
後輩氏は短期語学留学でイギリス行ったり中国行ったりしてじっとすることを知らないタイプで、ついこの間もキューバに短期で行っていたそうです。
そのお土産で現地で売っているゲバラのTシャツをもらって興奮したことがあったのでブログにまとめます。
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もらっておきながらアレですが、いかにもお土産屋に売っていそうなTシャツです。


"HECHO EN CUBA"
これ何が興奮するってタグにスペイン語でMade In Cubaを意味するHECHO EN CUBAって書いてあるんですよ。現地生産

ざっくりとしたキューバの歴史
キューバの産業
元々キューバはスペインの植民地で主な産業としてはサトウキビ生産と一部たばこ、つまり砂糖生産が主な産業だったのですが、砂糖産業がスペイン人によってプランテーション事業という形でキューバ全土に広がった結果、モノカルチャー化によってサトウキビ収穫期以外は収入が無く、多くの国民が貧困という構造が出来上がったんですよ。
スペインからアメリカへ
19世紀のそんな状況でホセ=マルティーを筆頭にキューバの独立を目指していた矢先、アメリカ=スペイン戦争(1898年)が勃発。結果はアメリカの勝利に終わり、スペイン撤退に乗じてキューバも独立(1902年)・・・・・・は一応できたのですが、今度はアメリカが乗り込んできて、キューバはアメリカの保護国と化します。
傀儡独裁者と世界恐慌
アメリカの保護国となったキューバは米資本によるモノカルチャーにさらに依存するようになりました。そこに世界恐慌による打撃。国民はさらに貧困にあえぐようになり、独立の機運が高まり、時の政権を倒すのですが、アメリカはこれを機にキューバ軍部のバティスタを政治家に押し上げ、親米政権を樹立。バティスタは軍や警察を用いて独裁者となり、米資本との結びつきによる利益を独占して腐敗していった━━━━

━━━━そして立ち上がる二人の青年。それがフィデル・カストロチェ・ゲバラ



うろ覚えなので間違っている部分もままあるとは思いますが、すごーくざっくりとしたアウトラインはこんな感じです。

プランテーションによるモノカルチャー化がキューバ革命につながる因子ではあったのですが、お土産のTシャツのタグには "HECHO EN CUBA" (Made In Cuba)、砂糖やたばこの生産だけでなく、その他の物も生産できるようになったのかぁ~と現地に行ったこともないし見たこともない日本人が勝手に感動しています。








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まぁクオリティーに関しては御愛嬌ということで・・・



どうでもいいんですけどゲバラのデザインって大概このデザイン or 同じ構図でシルエット風のものしか見たことないのですが、ほかにないんですね?












バーフバリ ~王を称えよ~

バーフバリ 伝説誕生
バーフバリ 王の凱旋


先日この2部作を日本語吹き替え版で見ました。




いやぁ~~

とてもよかった!


元々インド映画的ハッピーエンドな作品はとても好きなのですが、
これはとてもとてもとてもいいですね。スッキリする。
真の王の姿に酔いしれてワイヤーアクションもすごいしスカッとする。



インド映画について
(自分も聞きかじった話だったり記憶違いがあるかもしれませんので悪しからず)
まぁ一言でインド映画といっても様々な人種、言語の人がいるインド。
公用語であるヒンディー語(インドの中部北部で主に使われるらしい)だけでなく、ほかの言語を使用する人たちもインドにはいるそうです。(Wiki調べ)


そんな市場ですから様々な映画圏が発生してもおかしくはありません。


と大きな映画圏がありまして、このバーフバリはテルグ語で制作されたトリウッド映画です。

そして言語の壁があっては商いは成り立たない、ということで言葉がなくても伝わるシンプルなストーリーがインド映画には多いそうです。確かに今まで見た数本も割とシンプルな構成だったな……




バーフバリ ストーリー
ストーリーと言ってもわざわざ上のほうに

【ネタバレ注意!!】

とか仰々しく書くほどでもないストーリー紹介をします。


運命に導かれた少年シヴドゥーが恋に落ち、
自身の出生の秘密を知り巨大な悪と戦う


……ストーリーはこんな感じですっごいシンプルなんですよ。




言葉がなくても伝わる。誰にでもわかる。さすが他民族多言語インドの映画。


こんなシンプルなストーリーなのになぜこれほどまでに絶賛されるのか?

それはこの役者がすごいとかキャラクターが生きているとかいろいろ言われているのですが、
自分はこの映画の演出とアクションに秘密があるのではないかと考えています。

この映画、しつこいんじゃないかって位にアクションの前に歩むテンポが遅くなります。遅くなったら「あ、このあと何かあるんだな」とか「決め技が来るんだな」みたいに視聴者に期待させるんですよね。例えば水戸黄門が出てきたら印籠を掲げるとか、スーパー戦隊シリーズで敵が大きくなったらヒーロー側のロボットが登場するみたいな。モーションから次に来るカットに身構えさせるって言えばいいんですかね~そういう様式美のようなものを作中で作りあげて多用している。そんな感じがしました。
あと風ですね。キャラのアップや決めシーンの前には必ず風が吹く。恋に落ちたシーンなんてこれでもかこれでもかと風が吹いてバーフバリ(親子共に)の髪が揺らいでデーヴァセーナやアヴァンティカのアップカットに移る。そして彼女らのカットでも風が吹いて髪が揺らぐ……。これもまた様式美のようなものなのかなぁ?


全然まとまってないんですけど、バーフバリ、とてもよかったです。

興味があればこちらにアクセス↓

『バーフバリ 王の凱旋』公式サイト


バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]
プラバース
株式会社ツイン
2017-07-05



バーフバリ2 王の凱旋 [Blu-ray]
アヌシュカ・シェッティ,ラーナー・ダッグバーティ,サティヤラージ,ラムヤ・クリシュナ,ナーサル,タマンナー プラバース
株式会社ツイン
2018-02-21




あと劇中歌というのがとても良いです。
映画を見た後に興味が湧けばGoogle playテルグ語版(日本語吹き替えでもこのバージョン)を購入してください。購入実績があれば日本でもディスクやOSTが発売されるかもしれません。

伝説誕生の劇中歌

王の凱旋の劇中歌

日本ではGoogle playでしかテルグ語版は手に入らないようです。頑張れiTunes

JukeBoxでも聞けますので、そちらも参考に
Baahubali - The Beginning Jukebox | Prabhas, Anushka Shetty, Rana,Tamannaah Bhatia | M M Keeravani


Baahubali - The Conclusion Jukebox | Bahubali 2 Jukebox | Prabhas,Rana,Anushka Shetty,SS Rajamouli

理詰めの医療行為

就職活動が解禁されてセミナーや説明会の日々が続いております。


基本的に電車で移動するのですが、
電車に乗っている全員が健康な人というわけではなく、
中には体調不良でその場に倒れてしまう人もいます。

説明会中に体調不良で倒れてしまうという就活生もいました。

もちろん大学にも電車で通学しているのですが、
通学時間帯の問題なのか目の前で人が倒れる場面に遭遇したことは一度もなかったんですよね。

大学や高校などで応急処置等は一応学んでいたのですが、
いざ自分が倒れた人を目の前にすると体が動かなかったです。
それが人の命に対して責任を負えないという責任回避からなのか、
「誰かが助けるだろう」という集団心理的なものなのかはわかりません。
がしかし、事実自分は動くことができませんでした。


ただシャツのボタンやネクタイを緩めたり、スマホからメディカルデータをチェックしたり、周囲の人たちと共に安全な場所まで移動させたり……


――たったそれだけの行為が授業内では行えても現実場面ではなかなかその通りには動けません。

理詰めのセオリーだけあってもそれは現場じゃ何も役立たない

そんなことをここ1週間余りで実感しました。