革命的悪文日記

ネコに飼われている学生が悪文で色々書いています

アルマーニ小学校について

アルマーニ小学校(仮)の問題は森友とか加計学園の問題よりも取り上げるべき話題であると思っているごりゃーときんです。

公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入 校長の独断、全部で9万、親から批判も
というニュースが世間を騒がせております。

というわけで関係者に突撃してきました。
たまたまバイト先にアルマーニ小学校の非常勤の方がいらっしゃって、色々と話を伺えたのですが、曰く、
アルマーニであるから叩かれた
・PTAとのすり合わせなしの独断に近い
・校長も定年後の再任であるから叩かれたのでは?
という趣旨のものでした。

一つ目の“アルマーニであるから”というのは、その人の話(自分もまだ情報ソースに当たったわけではないです)では、その地域(中央区)の小学校では多くが標準服(制服)を採用していて、ほかの学校と比べて別段値段が高いというわけではなく、ブランド名が付いたために叩かれたのではないか? という話でした。
確かにブランド名は叩きやすく、他人の贅沢を許せないというメンタリティーには訴えやすいと思います。また、ブレザーなどですと公立中学校でも制服の購入のためにその位の値段帯になることもあります。もしこの点を問題にするというのであれば、ほかの公立系の学校の制服も問題となるべきであり、貧困にも目を向けられるべきでありますし、早急な対策が打たれるべきであるとも思います。
確かに同じ服を何日着ていても違和感を持たれない制服で貧困を隠せるという側面もあると思いますが、それは根本の解決にはなっておらず、臭いものに蓋をしたにすぎません。そして、本来あらゆる人間が教育を受ける権利を持つとして制定された憲法にも関わらず、金銭的な負担によって教育を受けられないというのはあってはならないものであり、真に解決するべきは貧困家庭の救済であり、貧困の撲滅です。そういう点では公立小中(高)校の標準服や制服は貧困を覆い隠し、不可視化してしまう点において唾棄されるべき慣例であると自分は考えます。

二つ目の“校長の独断”というのも問題でして、基本的に公の物事の決定には市民の同意を得る必要があり、そこを独断での決定というのは民主主義に対する問題であると自分も思います。

三つ目は自分的には思ってもみない「うーん」と唸らせられるタイプの指摘でした。やっぱり働き方改革だとか労働者人口を増やそうとしている時代でも再任雇用の人は叩かれやすいのですかね? というかそもそもの話、再任雇用って叩かれるようなことなのですか……?


そんなことを考えてみる土曜日でした。
プレビューや公開ページから見ると文字が結構小さいんですね……また他の長文でも読みやすいデザインを試してみたいと思います。
それではまた。